イヤホンについて言いたいことを言う。
最近、みんな大好き瀬戸弘司さんが新しい動画をアップしましたよね。
それがこれです。
三部作のいつもの瀬戸さんらしい素晴らしいレビュー動画ではあるのですが、若干のイヤホン好きとしては動画とコメント欄に物申したいところがちらほらあったので今回はそれを書きたいと思います。
イヤホンの型について
今回の動画は一貫して「AirPods」VS「BeatsX」というスタイルでした。
これは瀬戸さんもわかっていることなのですが、この2つではそもそもイヤホンの型が違います。
AirPodsはインナーイヤー型でBeatsXはカナル型です。
それぞれがどのようなものなのかはググってくだせぇ。
型が違うイヤホンを比較してしまうというのはナンセンスなことなんです。
同じスポーツという理由でサッカーと野球を比較しているようなものです。
それぞれに型による特徴があるのでまずはそこに自分の好みのフィルターがかかってしまいます。
ちなみに僕はインナーイヤー型は耳の形的にフィットしたことがありません。
ですので必然的にAirPodsは選択肢から消えてしまいます。
こんな感じでまずは型によるフィルターを通過できなければ比較できないんですよね。
Beatsの音質について
動画のコメント欄でBeatsの音質についての議論がなされていました。
アドバイスとしては「Beatsの音質は良い」と言うのはやめておいた方がいいでしょう。
1000円やそこらの明らかに安いイヤホンやヘッドホンと比べるとそりゃあBeatsの方が音質は良いでしょうね。
しかし、今回の動画のコメント欄のような場所ではやめておきましょう。
というのもBeatsの音は非常にクセが強いんです。
簡単に言うと低音強めのドンシャリ系ですね。
Beatsの中でも製品によって音質は全く異なりますがどれも低音が強めにチューニングされています。
クセの強いやつを音質が良いと言ってしまうとオーディオをちょっとかじっている人たちはちょいちょい!と言いたくなってしまうわけです。
そういう人たちを釣るのにはBeatsはいいですよw
じゃあ、なんだったらそういう人たちに褒めてもらえるかといったらSHUREですね。
SHUREで文句言われることはないと思います。
これからBeatsを使う人に向けて
さっきも言ったようにBeatsはクセが強いんです。
僕がそのクセに相性がいいと思うのは「コンプライ逆挿し」です。
コンプライというのはイヤーピースの一種で、ポリウレタンフォームでできていて耳にフィットします。
コンプライを使うことによりフィット感と遮音性が高まるのでBeatsのドンシャリをより楽しむことができます。
しかし、普通にコンプライを使うとポリウレタンフォームによって良く言えばウォームな、悪く言えばこもった音になってしまいます。
そこで逆挿しです。
逆挿しをすることによってこもった音が改善され、中高音がクリアに聞こえるようになります。
よくわからなかったらググってみてください。
いいだけ勧めておいてなんですが、Beatsにコンプライ逆挿しの組み合わせで聞くことに慣れてしまうと危険です。
この組み合わせは非常に低音に強くなります。
その環境に慣れてしまうと他のイヤホンやヘッドホンで音楽を聞くと物足りなく感じてしまうのです。
僕はこの現象を「Beatsに犯された」と表現していますw
SHURE掛けを推奨する人について
コメント欄でイヤホンのコードを耳の後ろから通すSHURE掛けを推奨する人がちらほらいましたが僕はナンセンスだと思います。
BeatsXはSHURE掛け用のイヤホンではないからです。
どこから出回っているのかは知りませんが、SHURE掛けがイヤホンの正しい掛け方だとする情報ははっきり言って嘘です。
SHUREに代表する もともとSHURE掛け用に設計されたイヤホンならもちろんSHURE掛けをするほうがフィット感も音質も良いでしょう。
しかし、SHURE掛け用に設計されていないイヤホンをSHURE掛けするとおそらくフィット感も音質も見た目も悪くなってしまいます。
イヤホンは設計された時点で想定された掛け方で装着するのが間違いないと思います。
以上、イヤホンについて言いたいことを言ってみました。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!